卒業式はシンプルに!『別れの言葉』は教師のエゴ!!
「楽しかった」
「「「「運動会!!」」」」
「思い出に残った」
「「「「修学旅行!!!」」」」
新年を迎え、成人式がそろそろ行われる頃。
私は今卒業式向けの記事を書いております。
私は高専の専攻科出身(高専5年制+専攻科2年制)で、学生の時代はだいぶ昔の話となりました。
そんな学生の頃を思い返してみると、そういえばいらない行事がたくさんあったなあと懐かしくなります。
そう、卒業式の『別れの言葉』です。
中規模くらいまでの小中学校で主に行われるアレですが、実は最近マナー違反であることが認知されつつあります。
各小学校のPTAの意見を尊重したのか、どんどんあの行事はなくなってきました。
どうして『別れの言葉』がマナー違反なのか、理由を見ていきましょう。
NG理由① 寒いから
都会のマンモス小中学校や私立の高尚な小中学校は知りませんが、大体の地方の学校には十分な暖房設備がありません。
すると、卒業式が行われる3月中旬頃は、学生たちが凍えながら体育館に集合するわけです。
勿論本番だけでなく、事前の練習においても震えています。
体育をやって体が温まるわけでもなく、暖房があるわけでもない。
はっきり言えば学校ぐるみの虐待です。
NG理由② 在校生には関係ないから
卒業式は卒業生のための行事です。
したがって、在校生にはまったく無関係です。
究極、在校生は参加する必要がありません。
にもかかわらず在校生を使うのは、式が寂しくないようにするためです。
どういうことかよく分からない人は、昔の結婚式を想像すると良いでしょう。
昭和の時代の結婚式は、とにかく人を呼ぶべしという意味不明なルールがありました。
人を呼べない人間は人徳がない(そんなわけないのに)ということらしいです。
そんな古臭い人間が、平成あるいは今後の時代の教師を続けている現在、生徒に強要する行為も古臭い行為となります。
結果、卒業式を華やかにできると考えた愚かな教師が、在校生を大量に投与した『別れの言葉』を思い付いたわけですね。
NG理由③ 在校生は卒業生のことを知らないから
自分が小学1年、中学1年だとして、当時2つあるいは5つも年上の先輩のことをどれだけ知っていたでしょう。
まったく知らないですよね。
まあ、中学校だったら部活で一緒になることもあったでしょうから、多少は知っている人もいるでしょう。
ですが、大半は詳細不明の有象無象ばかりです。
そんな人間のために、在校生がどれだけ親身になって式を挙げられるでしょうか。
まさしく、社長のありがたい話を聞くために無理やり集められた末端の現場社員のようなもの。
学生の頃から、現代の無駄な慣習が始まっているわけです。
いかがでしょうか。
記事のタイトルにも書きましたが、別れの言葉というのは教師のエゴで実施しているものです。
どこぞの保護者が「是非とも実施してください!!」とは一言も言っていません。
そして教師の皆さん。
そろそろ校長に依頼されて、別れの言葉を考え始める時期です。
考える前に、別れの言葉不要論を提唱してみましょう。
学生の皆さん。
今の時期から動かないと、また今年も別れの言葉をするはめになります。
今これから、別れの言葉不要の署名運動でもやってみましょう。
生徒会に依頼するのも手段の一つです。
今後も新しいマナーを発信していきます!