苦労は買ってでも若い内にしておく必要はない!?苦労なく生きていく時代へ!
『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉があります。
一体どこのどいつが考えたのでしょうか。
とても愚かでどうしようもない考え方だと思います。
若いうちの苦労をせずとも、世の中は上手く回すことができるものです。
なぜ『若いうちの苦労』という言葉があるのか
要するに「若いうちの挫折が自身の経験値になる。年老いてからの挫折は堪えるし、経験を積むなら早い方が良い」ということです。
失敗を知らない人間に成長はないと言いたいわけですね。
じゃあ多少なりとも苦労した方がいいんじゃないの?
と思う方がいるかと思いますが、私は決してそうは思いません。
楽ができる、簡素化・簡略化できるならどんどんすべきです。
何故か。
簡単に言えば洗濯板と洗濯機です。
昔の人は洗濯板で一生懸命ごしごし洗っていましたが、今はそんな人間はいません。
洗濯機を使ってワンボタンで洗濯が完了します。
仕事を基準にして考えてみましょう。
例えば、あなたの会社に新入社員が入社したとします。
あなたが新入社員の指導係になった場合、間違いなく今の仕事を教えますよね?
間違っても一昔前のやり方で業務を教えるわけではありません。
それは、その業務のやり方等が、あなたあるいは先輩の手によって最適化されたものだからです。
少し回りくどくなってしまいました。
要は、苦労は昔の人にさせておけばいいんです。
今のあなたがすべきなのは苦労ではなく、苦労の先に生まれた物を使って、今後をより進歩させることなのです。
進歩を若いうちに経験せよ
これまであなたの会社では、様々な効率的手法の模索がされてきたことでしょう。
例えどんなしょぼい会社でも、人間が作業をする以上必ず効率化されたことがあるはずです。
その効率化に至るまでの経緯を、年寄りは総じて『苦労』と呼んでいます。
あなたはこの苦労を利用して、今あるものをより良くして下さい。
より良くなった、改善されたと感じたら、それは進歩です。
進歩は人に活力を与え、仕事を活き活きとしたものに変えてくれます。
やらされ感を持ちながら仕事をするのではなく、より凄い進歩を感じるために仕事に取り組むようになるでしょう。
それがあなたの経験となり、スキルに繋がっていくのです。
いかがでしょうか。
これから何十年と経った時、あなたは若い世代に苦労をさせてはいけません。
若い世代が苦労するということは、無駄な労力が使われているということに他ならないのですから。
若い世代がやることは進歩、それはある意味革命に近いかもしれません。
年寄りは黙って、その進歩の手助けをしてあげればよいのです。