開始5分前集合なら、勿論5分前終了ですよね!?
「明日9時から12時まで会議を予定しています。
開始の5分前には着席していて下さい」
いいですよ。
で、会議はちゃんと12時きっかりに終わるんですか?
むしろ12時前に終わりますよね?
会議に限らず、5分前集合をした場合、5分前終了するのがマナーです。
しかし、その辺の三流企業や小中高大の学校では平気で会議や講義時間のオーバーが横行しています。
どうして5分前集合が常態化しているのに、終了時間オーバーが多いのでしょうか。
その原因等について見ていきましょう。
5分前終了が社会のマナー!
何をするにも、時間より早く終えることが極めて大事なマナーです。
その理由について考えていきます。
5分前終了する理由① 効率化のスパイラルが生まれるから
1億総活躍社会が叫ばれている今、様々な業務効率化施策が打たれています。
では学業ではどうでしょうか7
頭の古臭い教育の世界では、いまだに時間いっぱいまで詰め込み教育をしています。
授業終了間際の学生の頭は、早く授業が終わってほしいという気持ちでいっぱいです。
そんな中で授業時間をオーバーしようものなら、心の中が「早く終われ!」で埋め尽くされ、授業内容がまったく頭に入ってきません。
これを効率化したらどうなるでしょうか?
5分前終了をする場合、必然的に授業スピードを上げる必要があります。
しかしながら、それで授業が分かりにくくなってはいけないので、授業内容も厳選して分かりやすいように教員が調整するようになるのです。
そうすると、教員が授業内容を考える時間が必要になってくるため、教員会議といった「無駄な職員の行事がどんどん淘汰されていく」など、生のスパイラルが生まれるのです。
会社の場合も同じです。
例えば会議を5分前終了する場合、会議内容を厳選するため議題数が減り、余計な時間がどんどんそぎ落とされていきます。
5分前終了したからと言って「方針が定まらなかったからもう1回会議するか!」となっては本末転倒ですので、今後の方針も決定されやすくなります。
5分前終了する理由② 集中力が上がるから
「制限時間の5分前」という目標時間が決まっている場合、人間はそこに向けて必死に時間を合わせようと物凄いパワーを出します。
パワーを出さない老害のジジイは人間ではないのでノーカウントです。
すると、物事を決着させるため、集中して作業に取り組んだり議題を推し進めようとしたりします。
あのGoogle等でもこの方法は使われています。
会議中に大きなタイマーを全員が見える位置に配置して、時間意識を持たせて集中力を上げるのです。
どうして5分前終了できないのか?
端的に言えば、それはその人が無能だからです。
終了のビジョンが見えないので、作業にしろ授業にしろ会議にしろ、だらだらと惰性で続けてしまいます。
一流と呼ばれる人間はみな時間意識を持っているので、こういうことは決してありません。
例えば、一流の教育現場では終業の10分以上前に講義を終了するなどざらですし、一流企業は会議時間がそもそも15分程度で完結します。
5分前終了できないのは、自身の無能具合をアピールしているだけなのです。
いかがでしょうか。
5分前集合して予定時間に終了した場合、集合させられた側は予定時間よりも5分多く拘束されているのです。
時間ぴったりに全員が集合するのは難しいですが、これは予定時間より早く切り上げることで簡単に解決できる問題なのです。
今後も新しいマナーを発信していきます!